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メカトロニクス工作はそれを行っていない人たちからすると、時に近づきにくいものです。何やら細々とした配線や基板、細かな部品、見たこともないような工具の数々、油臭さだってあります。現代社会で生きている人々の日常は、つくり手に限らず、多くがメカトロニクスの技術によって支えられています。しかし、いざつくり手ではない方にメカトロニクスを問うてみると「なにそれ?」と言われてしまうことすらあるのが事実です。
そんな中、この作品にはつくり手ではない人々にも、ふっと「作品側から」歩み寄ってきてくれるような優しさを感じました。多くの人が見慣れていない、複雑な機構部分は鑑賞者からは見えず、シンプルな外観と鮮やかな色彩だけが鑑賞者に語りかけてきてくれます。この作品のこうした不思議な魅力を思い、特別賞に選ばせていただきました。
製作者 | : | 船谷 浩之様 |
Webページ | : | Shoji Pixels |
Kinect の深度画像を見て、「本当にこういうものが動いたら面白いなぁ」というのがきっかけで作りました。
類似作品は沢山有りましたが、「色をちゃんと付ける」「作品として美しいものにする」というコンセプトで製作しています。
低予算で、しかも可動部品が多いので、ちゃんとすべてのシステムがエラー無く動くようにするのに時間がかかりました。
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展示イメージ |
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末端のサーボ、LEDのPWM制御を行う回路を作っている所です。その他、ボディやギア等、かなりの部分をKitMill RD420で工作しました。 |
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ABSのギアです。サーボと連結する必要があったのでKitMill RD420にて自作しました。 |
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ギアにシャフトをつけているところです。 |
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出来上がったリニアアクチュエータユニット兼LED用の回路です。25枚使っています。デバッグが最終段階まで続いたので、一つ一つ手作りです。 |
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ユニットを挿入する前です。グレーチングという建材用の材料を使っています。 |
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心臓部のリニアラックです。ABS製の平ギアを、アルミニウムのパイプにゴム接着剤で接着しています。 |
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サーボを使ったリニアアクチュエータです。ボディは合板でKitMill RD420で削っています。100個作りました。 |
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テストの様子です。中々うまく行かず時間がかかりました。 |
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障子製のピクセル部分です。ピクセルの左右射出距離を長く(40cm程度)したかったのですが、サーボのパワーが小さかったため、できるだけ軽く作る必要がありました。 |
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ピクセル部分の製作の様子です。円筒を作り、型にはめました。型もKitMill RD420製の部品を使っています。 |
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コントローラ回路兼配電回路です。下の土台もKitMill RD420製です。 |
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Blender というソフトウェアでデバイスを動的に制御しているところです。動き、色、音を編集できるシーケンサになっています。 |
Shoji Pixels - It moves, so does my heart - from Hiroyuki Funaya on Vimeo.
この作品を元に作ったアート作品です。「動くものによって僕らの心が動かされる」というテーマで作りました。
心の中にある思いや、風景、四季の記憶イメージを動的に再生しています。