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セットスクリュー式スピンドルのベアリング交換方法を解説します。先日友人に教えたら「ものづくり文化展に投稿してみたら?」と言われました。メーカー推奨の方法ではありませんが、せっかくなので投稿したいと思います。作品というわけではありませんが、何かの参考になれば幸いです。
製作者 | : | 新発田様 |
使用する部品等です。
・アンカーボルト M10 1個
・キャップスクリュー M10×90 1個
・厚めのワッシャー M10用 2個
・交換用のベアリング(6900ZZ) 1個
・交換用のベアリング(6900VV) 1個
ベアリングを交換したいセットスクリュー式スピンドルを準備します。
プーリーとシャフトを取り外します。プーリーを固定するセットスクリューにはネジロック剤が塗られていましたが、取り外しても問題ありませんでした。 私はネジロック剤無しで使用していますが、特に問題なく加工できているので塗り直す必要はないと思います。
アンカーボルトを差し込みます。
アンカーボルトにナットを取り付けます。
アンカーボルトのピンをハンマーで打ち込みます。ハウジングのベアリング圧入部分を傷つけると動きが重くなると思われるので、できるだけ優しく打ち込みます。
反対側からキャップスクリューを差し込みます。キャップスクリューをハンマーで叩いて、アンカーボルトとベアリングを抜きます。ここもできるだけ優しく叩きます。
抜けました。抜いたベアリングは使えないので破棄します。
先ほど抜いたベアリング側からキャップスクリューを差し込みます。キャップスクリューをハンマーで叩いて、ベアリングを抜きます。ここもできるだけ優しく叩きます。
抜けました。抜いたベアリングは使えないので破棄します。
キャップスクリューとワッシャーを使用してベアリングを圧入します。エンドミルを取り付ける側のベアリングがシール付き(6900VV)のものになるようにします。あまり締め付け過ぎるとベアリングが破損するので、底まで圧入したらキャップスクリューを取り外します。
圧入できました。
シャフトとプーリーを取り付けます。プーリーをキツく締めすぎるとシャフトが重くなるので、ガタが無くなる程度に締めます。これでベアリングの交換は完了です。