NEWS RELEASE

2025.09.24

「青少年のための科学の祭典2025 伊那大会」イベントレポート

2025.09.24

2025年8月7日(木)に信州大学 伊那キャンパスで開催された「青少年のための科学の祭典2025 伊那大会」にて、廃プラ再生体験ワークショップを実施しました。

本ワークショップは、「合同会社 Luominen Lab」(以下 Luominen Lab )が主催し、同社と共同研究を行う信州大学繊維学部 秋山研究室、および当社の協力のもと開催されました。

Luominen Lab は「手のひらに乗るくらいの科学の普及」をコンセプトに、科学・技術・工学・芸術・数学の 5つの分野を横断的に学ぶ「STEAM教育」の教材開発をされています。その取り組みのひとつとして行っている、リサイクル学習のワークショップでは、手動式射出成形機「INARI M06」をご利用いただいています。科学やものづくりをより身近なものにしていこうとする同社の取り組みに共感し、私たちも今回のイベントに協力いたしました。

本レポートでは、イベントの概要と当日のワークショップのようすをご紹介します。

「青少年のための科学の祭典2025 伊那大会」とは

「青少年のための科学の祭典」は、公益財団法人 日本科学技術振興財団が主催する、多くの青少年と科学技術の魅力を分かち合うことを目指したイベントです。小学校から大学までの教員と生徒たちが一堂に集まり、科学実験やものづくり、工作、体験のブースを出展します。当日は多くの来場者がそれぞれ興味をもったブースに参加し、科学の楽しさや面白さ、不思議さを体験しました。

  • 青少年のための科学の祭典2025 伊那大会 イベントポスター

当日のようす

ブースに用意された手動式射出成形機「INARI M06」の周りには、ワークショップで使用する道具のほかに、色とりどりのプラスチック素材を詰めた瓶が並べられており、カラフルで楽しげな雰囲気をつくり出していました。さらに、ブース右側では卓上CNCフライス「KitMill CL100」とともに、「KitMill」で切削した蝶やクワガタなど、子どもたちにも親しみやすい加工サンプルを展示しました。

普段、このような工作機械に触れる機会の少ない子どもたちにも、ものづくりのワクワクを感じてもらえる空間となったのではないかと感じています。

  • 開始前のブースのようす
開始直後からブースに集まるこどもたち

大会当日はあいにくの雨でしたが、開始直後から多くの子どもたちがブースに集まり「INARI」を使った廃プラ再生体験ワークショップに参加してくれました。また、「KitMill」の製品展示や加工サンプルを興味深そうにのぞき込む子どもたちの姿も見られるなど、終始にぎわいを見せていました。

  • 開始後のブースのようす
ワークショップのようす

ワークショップでは、主催である Luominen Lab の皆さんと当社スタッフで子どもたちをサポートしました。代表である角田さんは、子どもたち一人ひとりにリサイクルについて丁寧に説明をしており、ものづくりを通じて理解を深めてもらおうとする真摯な姿勢が印象的でした。

  • Luominen Lab 代表の角田さん(写真 左)

また、ブース横のホワイトボードには角田さんが制作したポスターが掲示されていました。廃プラスチックのリサイクルのしくみや、プラスチック加工に使われている工作機械を子どもたちにも分かりやすく紹介しており、リサイクルやものづくりを身近に感じてもらいたいという熱意が伝わってきました。

  • 角田さんが制作したポスター

子どもたちは、ペットボトルのキャップを細かく切る作業から、「INARI」でどうぶつマグネットを成形するまでの、リサイクルの流れを体験しました。廃プラスチックが自分の手で生まれ変わる瞬間を体験したことで、ものづくりを楽しみながら、リサイクルのしくみを学ぶことができたのではないかと思います。

  • ワークショップに取り組む子どもたちと Luominen Lab の皆さん

「廃プラ再生体験ワークショップセット レンタルサービス」のご案内

今回のイベントを通じて、「廃プラ再生体験ワークショップ」は子どもたちに学びの場を提供するだけでなく、角田さんのように「ものづくりの楽しさを広めたい」「リサイクルについて知ってほしい」と考えている技術者や研究者の思いを形にできる場にもなっていると改めて実感しました。

当社では、こうした思いを支えるべく、「廃プラ再生体験ワークショップセット レンタルサービス」を提供しております。組み立て済みの手動式射出成形機「INARI M06/M12」本体と、どうぶつマグネットがつくれる金型、そのほか射出成形に必要な道具一式をセットでレンタルできるサービスです。このレンタルサービスをご利用いただくことで、廃プラスチックを使った成形体験ワークショップをどなたでも手軽に開催していただけます。ものづくりの楽しさやリサイクルの大切さを伝える取り組みに、ぜひご活用ください。

廃プラ再生体験ワークショップセット
レンタルサービス
「INARI M06/M12」本体と、どうぶつマグネットの金型、その他射出成形に必要な道具一式をセットでレンタルできるサービスです。
詳細はこちら

Luominen Lab のご紹介

「合同会社 Luominen Lab」の角田さんは、今回のような教育向けの活動のほか、理化学分野に向けたプロトタイプ装置の開発にも取り組まれています。

その一環として、「マイクロ流路デバイス」という装置の研究開発をされており、試作品の成形に空圧式射出成形機「INARI P35」をご活用いただいています。角田さんが試作した「マイクロ流路デバイス」については、下記のページにて材料や成形条件の詳細をご紹介しております。ぜひあわせてご覧ください。

【INARI P35 成形サンプル】マイクロ流路デバイス
記事を読む

Luominen Lab の活動の詳細については、公式ホームページ からご確認いただけます。

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